焼き畑を作って、そばの種を蒔くツアー参加者・大宮健司さんが感想を寄せてくれました。


種まき終了後、とりたてキユウリにかぶりつく、大宮健司さん。
開墾地は、山間部の中腹にあり、舗装されてない道をゴト
ゴトと車で昇っていく。
現場は40mm*30mmの土地、ここに火を付け焼き畑をす
る訳である。
開墾地真ん中に松の木がなぜか一本立っている、イメージ
とすると北海道風景写真によくあるパターンの広大な土地
に一本だけ木が立っているあれである。
主催者側もそのあれをねらって、この木だけ残したと言う。
わざわざ残したのだから、その松の木を火から守らなけ
ればならない、焼き畑の前準備として、木を保護する為に
周りの下草を丁寧によける。

準備完了
当日は微風、一同(参加人数約20名)車座になり火付け
の開会式をすませ会長から点火、火は風下からつけられた。
この方が火がじわじわ風上に昇って行き安全だと言う。火
は確実に風上に昇って行き約40分で焼き畑完了。
ちょっと心配だったのは松の木である。いくら下草を排除し
たからと言っても火に炙られるため葉の色が変化してしまっ
た。触るとボロボロと落ちる、だめかもしれない。
松の木を心配しながら当日の作業終了。

その後交流会にて日本一のソバ、地酒を頂き翌日へ。
翌日、種まき作業
種は薄くまかず、と言って濃くまかないようにと言うなんと
も、難しい説明を受け種まき作業に入る、よく解からないま
ま何とかこなす。
昨日心配していた松の木だが、今日触ってみるとちょっと生
気を帯びている。きっと大丈夫であろう。周りの声も安心説。
この木が生きていればソバの花の咲く8月下旬には、一面真
白いソバの花のジュータンに一本の松の木と言う立派なアク
セントになり、きっと素晴らしい光景になると思う。

[そば表紙]