左手で押さえている「こま」の役目は、切る間隔を均等にするための当て板ですので、上から力を入れて、蕎麦を押つぶさないでください。
右側から左へ順に切っていきます。
「こま」に包丁を当て、上から下へ押切りします。
包丁の刃がまな板についていますので、そこを支点にして左に包丁を傾けますと「こま」が左に動きます。動かす幅は蕎麦の太さ分(約1.5〜2mm)です。そして上から下へ押切りします。
この繰り返しで調子をとりながら、リズミカルに切っていきます。
最初は調子をとれないですから、一回一回ゆっくりと丁寧に切って回数を重ねてください。
※※初心者の方※※ 柔らかく作ってありますので、包丁に付いて切りづらいと思います。イライラせずゆっくりと切ってください。
水が沸騰したら蕎麦を入れてください。最後まで最高の強火で茹でます。茹で時間が長くなりますと切れてしまいます。必ず強火でそして短時間で茹でるをわすれないでください。
ゆでる量はなべの大きさによって違います。蕎麦が泳ぐ位に、小分けにして入れてください。蕎麦がなかなか浮上がってこないようでしたら、入れすぎです。何回にも分けてゆでましょう。
底に箸を入れ、蕎麦がくっつかないようにゆっくり浮かせます。
浮き上がってきたら、茹でこぼれの寸前に水を差す(コップ半分位)と泡が沈みます。ここで取り出し固ければ泡があがってくるまでゆでます。好みの固さになるまでこれを繰り返します。蕎麦粉100%ですので一回茹でだけでも食べられます。
取り出して用意しておいた氷水(なるべく冷たい水)にいれます。
水洗いします。
※※初心者の方※※ 初心者の蕎麦は、打ち粉をたくさん使っていますので、両手でもんで良く水洗いしてください。良く洗わないと、粉くさくなります。
ゆであがった蕎麦は、あおあおとツヤがあります。これも3分くらいで白くなりますので、その前に食べるとおいしくいただけます。
『おいしくいただくコツ』
茹で上がり後、3分くらいで白くなりますので、その前に食べることですが、家庭では鍋が小さく、全員分は一回で茹でられません。あなたが犠牲になり、家族一人分づつ茹でて、茹で上がりしだい一人づつ食べてもらうことです。
それから、鍋が小さいですから、お湯がすぐにドロドロになりますので、お湯はこまめに取り替えてください。もちろんドロドロの湯は、そば粉100%のそば湯ですから捨てないで飲んでください。
ゆでた蕎麦が残った場合、翌日ごはんをいれて蕎麦ぞうすいがおいしいです。
乾燥してしまったら、低温の油であげると、かりん糖ができます。
蕎麦にならず、途中で失敗したら、厚さ5mm位のたんざくにつくり、お湯でゆでて、甘味噌などをつけて食べるとか、肉汁の中にいれて食べてもおいしくいただけます。または、鍋物にいれてもおいしいです。